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混合授乳の間隔

母乳とミルクの両方をあげることを、混合授乳(混合栄養)と言います。授乳には色々な考え方がありますが、ここでご紹介する混合授乳の基本は「ミルクの回はミルクだけあげる」ということ。母乳の後にミルクで補っていると、赤ちゃんは一定量が出てくるミルクの方が飲みやすくなり、母乳を熱心に吸わなくなることがあります。

それでは、混合栄養の授乳間隔の目安をご説明しますので、参考にしてくださいね。

1週~2週

赤ちゃんが泣いたらあげるのが基本で、授乳間隔は1~3時間を目安にしましょう。しかし、まだ母乳の量は安定しておらず、1回の分量で満足しているかどうかの見極めが難しいところ。赤ちゃんが深夜に何度も泣く時は、ママが寝る前にミルクをあげてみましょう。

2週~1カ月

赤ちゃんはミルクを吐くことも多く、お腹が空く時間もまちまちです。泣いたらあげるのが目安ですが、授乳間隔は1時間半~3時間と安定しません。

3週を過ぎた頃、赤ちゃんの食欲が急に旺盛になることがあります。これまでより1時間も早く泣くような時は、すぐにミルクを足さず、まずは母乳の回数を増やしてみましょう。母乳が足りているかどうかは、赤ちゃんの体重やご機嫌で分かります。あまり体重が増えていないのが気になるようであれば、母乳3~4回、ミルク3回ぐらいを目安にしてみてください。

1カ月~2カ月

赤ちゃんが泣いたらあげる、を繰り返します。授乳間隔は2~3時間が目安。それでも、赤ちゃんが夜に起きる回数が増えたり、授乳間隔が狭くなってきたら、ママのおっぱいが一番張りにくい夕方(午後4時~6時)に1回ミルクを足してみましょう。ちょうど、赤ちゃんが泣きやすい「たそがれ泣き」の時間帯とも重なるので一石二鳥です。

これで次の母乳がよく出たり、夜中に泣く回数が減ったなら、その授乳間隔を続けます。それだけでは夜に泣く回数が減らず、乳房もあまり張ってこないという場合は、夜10~11時の回をミルクにしてみても良いでしょう。

2カ月~3カ月

今までよりも授乳間隔が1~2時間伸びてくる頃です。授乳間隔は3~5時間を目安にし、母乳に2~3回ミルクを足すぐらいで体重が順調に増えているのなら、それがちょうど良いサイン。むしろ、ミルクのあげ過ぎに注意してください。

3カ月~4カ月

この頃には、授乳間隔は4~5時間ぐらいとほぼ一定になることが多いようです。と同時に、母乳が減ってくる時期でもあります。3カ月検診で小児科医から赤ちゃんの体重について助言を受けると思いますので、それを参考にミルクの回数を調節してみてください。

4カ月~5カ月

赤ちゃんが泣く間隔が狭くなってきたら、そろそろ離乳食へ移る準備を始めましょう。

母乳の出方も赤ちゃんの飲む量も、みんな違うし、毎日変わります。授乳間隔を厳守しようと頑張り過ぎないために、適度なルーズさを持つ勇気も必要ですよ。