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任意接種

国が奨める定期接種に対して、希望者が自己負担で受けるのが任意接種です。任意…と言っても、かかると重症化する恐れのある病気の予防接種。自治体によっては助成制度を設けているところもあるので、積極的に活用して、なるべく受けさせた方が良いでしょう。

任意接種は主に5種類

任意接種には主に、「水ぼうそう」「おたふくかぜ」「インフルエンザ」「Hib」「小児用肺炎球菌」という5種類があります。ワクチンの接種方法と種類をはじめ、どういったワクチンなのかを解説していきましょう。

①水ぼうそう(注射/生ワクチン)
1歳以降に接種。水ぼうそうは感染力が強く、感染すると強いかゆみを伴ったり、肺炎や脳炎を引き起こすケースもあるので、決して軽く見ないでくださいね。

②おたふくかぜ(注射/生ワクチン)
1歳以降に接種。正式名称を流行性耳下腺炎と呼び、感染すると耳の下部やあごを中心に顔が腫れ、痛みや発熱を起こします。4〜5歳で発症するケースが多いので、遅くとも2〜3歳のうちに予防接種を受けましょう。

③インフルエンザ(注射/不活化ワクチン)
生後6カ月以降、毎年10〜12月に3〜4週間程度の間隔で接種し、インフルエンザを予防します。特に2歳未満でかかるとインフルエンザ脳症など重症化しやすいため注意が必要。また、家族から感染するケースも多いので、両親も同時に予防接種すると良いでしょう。

④Hib(注射/不活化ワクチン)
生後2カ月〜7カ月の間に受けさせる場合は3〜8週間隔で3回、7カ月〜1歳未満では2カ月間隔で2回、それぞれ最後の接種から1年後に追加接種を受けます。1歳以降の接種では1回の接種になります。

Hibとはインフルエンザ菌B型のことで、のどの炎症や髄膜炎を発症するケースが多い感染症。抵抗力の弱い0才児がかかりやすいので、なるべく1歳未満で予防接種を受けましょう。

⑤小児用肺炎球菌(注射/不活化ワクチン)
生後2カ月〜7カ月の間に受けさせる場合は27日以上の間隔を空けて3回、さらに60日以上の間隔を空けた1歳〜1歳3カ月の時に追加接種を受けます。7カ月〜1歳未満では27日以上の間隔を空けて2回、1歳代では1回の接種後、60日以上の間隔を空けて追加接種を受けます。

年間200人ほどがかかると言われている肺炎球菌髄膜炎。早期判断が難しく、重症化すると発達・知能・運動障害や難聴といった後遺症が残るケースもあるため、予防接種が非常に重要視されています。

その他2種類のワクチンが

主な5種類の任意接種ワクチンの他に「ロタウイルス」「B型肝炎」というワクチンもあります。特に「B型肝炎」は、発症しているママやキャリアのママから感染するので注意が必要です。かかりつけの小児科医とよく相談して、任意接種を受けるようにしましょう。

インフルエンザは季節にも留意して

特に冬に流行するのがインフルエンザの特徴です。そのため、ワクチンの接種は流行する前の11月頃までに済ませておくのが理想的です。流行しだしてからではワクチンの効果が期待できない場合があるので、早めの対策を心がけるようにしてくださいね。