生後7〜8カ月になると、少しずつおすわりができるようになり、食べる姿勢も安定します。歯が生え出す赤ちゃんも多いでしょう。口の中の容量も増えて食べ物を動かしやすくなるため、舌とあごを使って上手に離乳食を押しつぶして食べられるようになります。
また、食べられる食材が増えだし、好き嫌いをなくすチャンスの時期でもあります。鶏のささ身やサケ、マグロといった赤身魚も食べられるようになるこの時期に、様々な食材を組み合わせる工夫をしてみましょう。
それまで授乳に充てていた時間のうち2回を離乳食の時間にします。朝と夕方前など食事時間を決めておくと、生活のリズムが整いやすくなります。ただし、赤ちゃんの胃腸に負担をかけないためにも、離乳食をあげる間隔は3〜4時間ほど空けてください。
可能であれば、家族と一緒に食事をすると、赤ちゃんが“食べる=楽しい”と感じるようになりますよ。
食材の味を覚えさせるために、この時期まで味付けはしないように。離乳食を作るときは、味付けする前の大人用の食事から取り分けて、絹ごし豆腐やプリンくらいの固さになるように粗くつぶしてあげましょう。
離乳食をよく食べるようになると言っても、この時期の栄養の中心はまだおっぱいかミルクです。2回の離乳食の後にも、おっぱいかミルクは欲しがるだけあげても大丈夫です。
【材料】
普通に炊いたごはん…1/2カップ(60g)
水…1.5カップ
【作り方】
①鍋にごはんと水を入れ、弱火にかける。
②ふたをして10〜15分ほど煮る。
③火を止めてから7〜8分蒸らしたら出来上がり。
※かき混ぜるとご飯粒が崩れるくらいが理想の固さ。1回の食事で食べきれなかった分は、小分けにして冷凍保存もOKです。1週間くらいで使いきりましょう。
【材料】
魚…切り身1/6切れ(白身でも赤身でもOK)
ブロッコリー…小房2〜3個
水…大さじ2
水溶き片栗粉…少々
【作り方】
①ブロッコリーを柔らかく茹で、穂先の部分だけをみじん切りにして大さじ1を用意する。
②魚を茹で、骨と皮を取り分けて、身の部分をほぐしておく。
③鍋に水と①、②を入れてひと煮立ちさせる。
④火を止めて水溶き片栗粉を入れ、とろみがついたら出来上がり。