働くママにとって、一番欲しいものは「時間」かもしれませんね。時間を作る方法としてまず挙がるのは託児ですが、それ以外にもまだまだあります。会社で業務をパートナー企業へ外注するように、家事をアウトソーシングするという手段です。
ここでは、公的なサービスと民間事業の両方をご紹介します。費用や内容の充実度を検討して、ぜひ活用してみてください。
通称「ファミサポ」。各自治体が運営する、託児やお迎え代行などの育児支援サービス。援助したい人と援助を受けたい人が登録し、そのマッチングをおこなうシステムです。援助してくれる人は必ずしも保育士などのプロではありませんが、民間より割安な料金のため非常に人気があります。
民間企業が運営する、自宅で子どもをケアするシッターサービス。2時間程度から一晩中のお世話など、様々なニーズに対応しています。着替えや入浴などにも、ママの仕方の通りに注文することが可能。価格は割高ですが、保育士やベビーシッター協会認定のシッターが派遣されるため、プロならではの絵本の読み聞かせや遊びなどを子どもに体験させられる付加価値があります。
掃除、洗濯、料理などを時間単位で代行するサービス。ハウスクリーニングではなく、主婦の目線でおこなう「自分仕様」の家事サービスが魅力です。料金は割高ですが、プロによる掃除は汚れ始めるまでの日数が長いなど、コストパフォーマンスは決して悪くありません。自治体によっては、乳幼児のいる家庭に補助金やチケットを出してくれるところもあります。
多くの生協が、妊婦と1才未満の子どものいる家庭には個人宅配料無料というサービスをおこなっています。買い物の手間が省けるのはもちろん、抱っこで腱鞘炎気味のママにとって重い荷物から解放されるのは嬉しい限り。スーパーの特売に比べると価格は高めですが、店舗だとつい買ってしまう嗜好品が減るので、食費はさほど変わりません。
いま、大手のスーパーがこぞって参入しているのがネットスーパーです。宅配料金が必要ですが、毎日買い物に費やす時間の値段だと思えば安いもの。インターネットで24時間注文できるので、不規則な勤務体系のママにも便利なサービスです。